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友寄佳人
沖縄生まれ沖縄育ち。戸籍変更済みFtMです。当メディア運営責任者。LGBTイベントを企画・運営。東京都墨田区でLGBTBAR多楽福-たらふく-を経営

男性ホルモン投与を受け、乳房切除やSRSを検討していたFTMで異性愛者(性的嗜好は女性)が男性パートナーとの性交渉を行い、数ヶ月後に腹部膨満・乳房増大、そして妊娠反応陽性が出ました。

 

その後産婦人科を受診しましたが、中絶可能期間が過ぎていた為、中絶不可能な状態に。

 

そのまま妊娠を継続せざるを得なくなりました。

 

 

社会的背景や精神的負担を考え、産婦人科と同時に精神科も受診。

 

 

その後、女児を分娩しました。女児に明らかな外性器異常はありませんでした。

 

女児は養子縁組により、里親夫婦に引き取られる形になりました。

 

この場合の問題点

1.男性ホルモン間隔が空いていた

男性ホルモン投与間隔が空いた際には月経があったこと。男性ホルモン治療中のFTMも妊娠の可能性がある為、必ず避妊には注意を払う必要がある。

 

2.男性ホルモンは妊婦に禁忌

男性ホルモン剤は妊娠中服用することは近畿なことであり、期間形成期の暴露により女児の男性化が起きる可能性がある。

 

3.男性ホルモン剤による胎児への影響

男性ホルモン剤による胎児への影響は不明な部分が多い為、本例の女児は今後も経過観察が必要である

 

4.当事者の戸籍変更への弊害

戸籍上の性別を変更するにあたっての条件の中に「現に未成年の子がいないこと」とあるが分娩したため、「未成年の子がいる」こととなり、子供が成人する20年間の間は性別の変更が不可となる。

 

ということは、性別適合手術をしても男性として結婚することは20年後にならないとできない。

 

FTMの性交渉の対象は?

性交渉をしているFTMのうち、90%は女性と、30%は男性と性交渉しているそうです。

 

性交渉相手は恋愛対象とまた違う観点からの話になってくるので、前例にない本例について筆者はとても驚きましたが、こんな例もあるので性別変更を考えているFTM当事者には是非とも深く考えてほしいと思う一件である。