「ゲイ」や「レズビアン」という言葉はどこから来たの?

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友寄佳人
沖縄生まれ沖縄育ち。戸籍変更済みFtMです。当メディア運営責任者。LGBTイベントを企画・運営。東京都墨田区でLGBTBAR多楽福-たらふく-を経営

LGBTという言葉が徐々に広まりつつありますが、まだ「LGBTって何?」と思うかもしれませんね。ですが「ゲイ」や「レズビアン」という言葉は知らない人はいないのではないでしょうか?

 

実は、かなり歴史が深いんです。今回はそもそも「ゲイ」や「レズビアン」という言葉がどうやって生まれて浸透していったのか見てみましょう。

 

「ゲイ」は陽気で自由な精神の象徴

現在、日本ではゲイは主に男性の同性愛者を指す言葉として浸透しています。
しかしながら、ゲイ=同性愛者全体を意味し、女性の同性愛者つまりレズビアンも含んだ総称である場合もあります。そこには、語源が関連しているんです。

 

英語で記すところの「gay」はもともと、陽気/気まま/幸せ/良い精神/目立ちたいといった感情表現の形容詞であり、その由来は古いフランス語「gai」から来ています。つまり、当時は単語自体に同性愛の意味が付随していたわけではありません。

 

17世紀頃から、そんな奔放さを表す「ゲイ」という単語が“道徳や制約に縛られない”といった考えを表す言葉にすり替わっていき、後に売春婦や男娼を指す言葉となったそう。ここで初めて性的要素が加わったのかもしれませんね。

 

そして20世紀半ば頃には、同性愛を指す言葉として成立しています。誰がいつどこで使い始めたかは定かではありませんが、逆に、社会が普通だと見なしている“道徳や制約に縛られず、自分らしく自由な性的指向を楽しもう”という元のポジティブな意味を込めて、当事者が使い始めたのではとも言われています。

とはいえ、かつての否定的な性のイメージが消えないため、軽蔑や差別を伴う場合もあるということです。スポーツの試合の野次として「ゲイ!」と侮辱の意味をまとって言葉が使われることには、歴史的な背景があることも理解できます。

 

古代ギリシア時代の詩人から始まった「レズビアン」

「ゲイ」が包括的な同性愛を指す単語として進化していった一方で、「レズビアン」という単語の語源は、あるひとりの女性だと言われています。

それは、紀元前にまでさかのぼります。古代ギリシアのレスボス島に住んでいた詩人のサッポー。彼女が生み出したとされる、官能的な恋愛詩など多数の作品は当時より高く評価され、かの哲学者プラトンも好んでいたとか。その作品の中には、女性に対する愛を謳ったものも。そんなサッポーは、若い女性しか入れない(ある種の宗教的な)学校をレズボス島に設立。

これらの偉業が、後に女性の同性愛の代名詞とされるようになり、彼女の名に基づいて「サフィズム」、あるいはレスボス島にちなんで「レズビアン」という言葉が広く使われるようになったとのこと。

 

以前はレズという略語が『蔑称』として使われる場合もありましたが、最近ではレズビアン当事者や非当事者の方もなんらネガティブの意味合いもなく、『レズ』という単語が使われています。

 

基本的にレズビアン の方のことを「ビアン」や「ビアンさん」と呼んでいます。

 

ちょっとした豆知識

異性愛の人のことは「ストレート」と表記することが多いかもしれませんね。日本では「ノンケ」といった言葉をよく耳にすると思いますが、これは「non気=その気がない」というゲイやレズビアンが使っていた隠語で、徐々に浸透していった割と新しい言葉になります。

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